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2種類のペーパードリップ 4
2つの淹れ方の特徴を整理しますと、浸漬法(メリタ式)は比較的安定した抽出法、
透過法(カリタ式)は不確定要素が多い分安定度に欠ける抽出法と言えます。

というと浸漬法の方が優れた抽出法のように聞こえてしまいますが
一概にそうと言えないのがコーヒーの抽出の面白いところです。

安定度に欠けるという事はそれだけ味の幅がある、
つまり「味をコントロールする余地がある」という事でもあります。
上手になれば自由自在に、とまではいかないまでも、
ある程度自分の好みの味を出す事が可能になります。
チャレンジングな通好みの抽出法ともいえます。


二つの抽出法には一長一短あり、どっちが良くてどっちが悪いという事はできません。
自分の好みや目的にあった方法を選ぶと良いでしょう。

実際プロの世界でも、抽出するコーヒーの味を安定させるため不安定(コントローラブル)な透過法を使い、
全く同じ条件下で素材の味をチェックしたい時だけ浸漬法を用いる、
というような使い分けはよく行われています。


どちらを選ぶにしても大切なのは、各抽出方に合った、ムリ、ムダ、ムラの無い、
それぞれのメリットを生かす事のできる、正しいいれ方をするという事です。

抽出器具に合った正しいいれ方をしていると、
その器具の製作者の設計思想などまで見えてきて、
さらに作業が楽しくなってきます。


おわり (豆)
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by coffee_plus | 2008-09-04 02:56
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